2024.10.24
バックヤードウルトラ・ワールドチャンピオンシップ(サテライト大会)2024が無事に閉幕しました。
日本代表として己の限界まで戦ってくれた15名の選手とそのサポートチームの皆さん、大会の運営やボランティアに携わってくださった皆さん、サテライト大会の場を提供してくださった群馬県上野村の皆さん、応援に駆けつけてくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました。
今年のサテライト大会は世界中から集まった63カ国、合計930人の国を代表としたランナーが各国に集まり開催されました。2022年の前回大会が37カ国、合計555名の選手でしたので、この2年間でバックヤードの人気も高まり、参加する国々も選手も約2倍へと成長しました。
前回大会では日本は惜しくも4位で終わり、メダル獲得には至りませんでしたが、今年こそメダルを!という意気込みで過去最強の15名のメンバーで先陣を組んで挑みました。そんな中でも前回大会に優勝したアメリカ、準優勝のベルギー、3位のオーストラリアは今年も選手全体のレベルが高く、ほぼ2日目までも選手一人落とすことなく走り続け、日本としては2日目までに選手を3名落とす展開となり、前半は苦しい展開でしたが、残りの選手の粘りのおかげで一つ一つ順位を上げていき、今年もメダル獲得までには至りませんでしたが、63カ国中4位の大健闘でした。惜しくも4位に終わった日本ですが、合計周回数が883周でしたので、前回大会優勝したアメリカの860周を上回る好記録ですが、バックヤードのレベルも年々上がっており、優勝するほど世界は甘くなかったです。
日本の個人記録としては前回大会の芝脇選手の86周が国内記録でしたが、今年は河畑選手が92周(アシスト平田選手が91周)走ることによって日本記録が更新され、現場にいた我々もその歴史的瞬間を見届けることがでました。
次のサテライト大会が開催されるのは2026年になります。選手には更に高みを、運営やサポートもその高みをフルサポートできるように一致団結して、次こそはメダルを取りに行きたいと思っています。
最後に、バックヤードウルトラは過酷なイメージもあり、トップランナーしか走れないようなイメージがありますが、1時間以内に6.7キロを走るコース設定になっているため、ランニングをはじめたばかりの方から熟練された方まで、各自の限界を挑戦できる場だと思っています。これからはもっともっと多くのランナー達が、レベルも、年齢も、性別も問わず、自分自身との挑戦の場として参加していただければと思っています。
バックヤードウルトラ・ラストサムライスタンディング
ディレクター 井原知一