福島大会は、北は青森県・南は三重県からと日本全國から強豪ランナー14名が集結した。
過去の福島アシスト(2位)である棚田選手(福島2022)・三谷選手(福島2023)を筆頭に、ロードウルトラ・トレランの実力者がズラリと名を連ね、全14名(福島県内からは3名)がスタートラインに立った。
福島大会レースの舞台は、須賀川市市民スポーツ会館を発着とし阿武隈川・釈迦堂川の河川敷を走る、昨年同様の2.5周のコンパクトで選手同士が交差する回数が多くなるコース。1LAPの累積標高は「34m」と「日本一のどフラットコース」に変更はない。オールロードの河川敷でのランニング異種格闘技戦が今年も始まった。
今大会選手を苦しめたのは、全会場に降り注いだ大量の雨。福島では大会2日目の朝5時頃から降り始め夜の7時頃までの14時間の総雨量は約30ミリ。30LAPまでに5名の選手をDNFへ追い込んだ。雨の後遺症を乗り越え次の朝を迎えられたのは三谷・村田・棚田・吉沢の4名となっていた。
昨年アシストの三谷選手が46、昨年から急成長した村田選手が48、タイマン勝負となった棚田・吉沢の戦いは、痛み止めを飲んで走った棚田選手が51LAP終了後にDNFを吉沢選手に告げ固く熱い握手を交わし、吉沢選手が52LAPを軽快に快走し「LastSAMURAI福島」となった。吉沢選手は初制覇、棚田選手は2度目のアシスト(2位)という素晴らしい記録を残してくれた。
多くの地元企業・応援に駆けつけた皆様・ボランティアスタッフ・優秀で強靭な選手に支えられ開催した今大会は、福島大会記録の「52」に並ぶ素晴らしいLAPを記録し、冷たい豪雨を乗り越え熱い戦いの幕を閉じることができました。大会に関わって頂いたすべての皆様に感謝申し上げ、御礼の言葉とさせて頂きます。
バックヤードウルトラ福島実行委員会 代表 宗像哲也
Laps | Name | Distance(km) |
52 | KYOHEIYOSHIZAWA | 348.712 |
51 | 棚田隆幸 | 342.006 |
48 | 村田尚利 | 321.888 |
46 | 三谷享 | 308.476 |
38 | 後藤逸斗 | 254.828 |
38 | 廣澤志保 | 254.828 |
38 | 芳賀守 | 254.828 |
35 | 岩立幸一 | 234.71 |
30 | 箭内紀男 | 201.18 |
28 | 石井裕美 | 187.768 |
28 | 小幡淳一 | 187.768 |
26 | 中川裕一 | 174.356 |
25 | 猪俣美樹 | 167.65 |
22 | 高野智弘 | 147.532 |