福島大会は、北は北海道・南は三重県と日本全國から強豪28名が集結した。
過去のLastSAMURAIである館野選手(東京)・正岡選手(福島)・櫻庭選手(北海道)や、サテライト大会出場経験のある藤川選手、昨年福島アシストの棚田選手、他にもロードウルトラの実力者がズラリと名を連ね、強力なトレラン勢と福島県内の猛者たちが迎え撃つ形となった。
須賀川市市民スポーツ会館を発着とし、阿武隈川・釈迦堂川の河川敷を走るコースは昨年のぐるっと大きく1周するコースから、2.5周のコンパクトで選手同士が交差する回数が多くなるコースへと変更した。1LAPの累積標高は昨年の「22m」から「34m」へと増えたものの、昨年同様「日本一のどフラットコース」は健在。オールロードの河川敷でランニング異種格闘技戦が始まった。
選手を暖かく迎え送り出した会場の「SUKAGAWA」(須賀川)が目の色を変え・牙を剝き出したのは初日の夜から。安達太良山・磐梯山方面からの風が強くなり気温が下がりはじめ選手の体力を徐々に奪っていく。24LAPを超えても気温は上がらず風がますます強くなり、過酷な2晩目を超えて朝日を迎えたられた選手はわずか3名となり42LAPで棚田選手がリタイアとなった。
そこから10時間の櫻庭選手と三谷選手の一騎打ちとなり51LAPで三谷選手がDNF宣言、櫻庭選手が52LAPを快走し「LastSAMURAI福島」となった。櫻庭選手は昨年の北海道大会を制しており2年連続LastSAMURAIという偉業を達成した。
多くの地元企業・参加選手・応援に駆けつけた皆様・ボランティアスタッフに支えられ開催した福島大会は、過去の福島大会記録の「41」から「52」LAPへと大幅に記録を更新し、例年に無い寒さと強風の中熱い戦いは幕を閉じることができました。大会に関わって頂いたすべての皆様に感謝申し上げます。
バックヤードウルトラ福島実行委員会 代表 宗像哲也
Laps | Name | Distance(km) |
52 | 櫻庭健 | 348.712 |
51 | 三谷享 | 342.006 |
42 | 棚田隆幸 | 281.652 |
38 | 岩立幸一 | 254.828 |
37 | 芳賀守 | 248.122 |
36 | 藤川英樹 | 241.416 |
36 | 小幡淳一 | 241.416 |
36 | 雲藤健 | 241.416 |
35 | 廣澤志保 | 234.71 |
33 | 氣田進 | 221.298 |
32 | 小野塚稔 | 214.592 |
31 | 正岡隼 | 207.886 |
31 | 山内正義 | 207.886 |
28 | 村田尚利 | 187.768 |
28 | 長尾 浩和 | 187.768 |
25 | 泉邦和 | 167.65 |
25 | 中川裕一 | 167.65 |
24 | 館野久之 | 160.944 |
24 | 山外功太郎 | 160.944 |
24 | 猪俣美樹 | 160.944 |
17 | 前田裕太 | 120.708 |
17 | 阿部善彦 | 114.002 |
17 | 中村大輔 | 114.002 |
15 | 五十嵐裕一 | 100.59 |
13 | 戸田良樹 | 93.884 |
12 | 高宮圭 | 80.472 |
9 | 加藤兵一郎 | 60.354 |
6 | 蓮沼真也 | 40.236 |
ラストサムライ 櫻庭健選手
アシスト 三谷享選手
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Photo by @t.sugamatsu